塩害を受けているコンクリート構造物の延命対策
NAKARODは、線状流電陽極ユニットをコンクリート表面に設置し、鋼材と接続することで防食電流を供給して、鋼材の腐食反応を抑制する工法です。
外部電源が不要で、設置後のメンテナンスが大幅に省力されます。また、FRPトラフに電解質層と犠牲陽極材をユニット化し、容易に設置することが可能なシステムです。
特長
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- コンクリート中の塩分を除去する必要がなく、はつり量を最小限に抑えられます
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- 商用電源が不要です
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- 陽極設置の省力化による、現場作業が軽減(約5Kg/mと軽量)できます
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- 耐用年数30年以上です
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- コンクリート表面の状態を目視点検することが可能です
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- 犠牲陽極材には、電気防食性能に優れる亜鉛合金を使用しています
用途
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- 塩害劣化が潜伏または起こり始めている箇所
・塩分が既にコンクリート内部に浸透し、塗装では対応できない箇所
・コンクリート中の塩分濃度が高く、脱塩工法等で十分な除塩効果が得られない箇所
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- 漏水対策実施箇所
凍結防止剤を多量に散布している場所において、伸縮装置等の漏水対策を実施してもコンクリート内部に浸透した塩分は消滅しません。放置していると塩害劣化が進行する可能性があります。