RC床版上面断面修復システム
手持式動力工具(ブレーカー)で生じた微細なひび割れ(マイクロクラック)に確実に浸透して、ひび割れたコンクリート面を強化します。打継用接着剤「PDボンド」の専用プライマーです。
湿潤面への接着性に優れる高耐久性打継用接着剤です。
断面修復材「PDゴムラテ用」打継接着剤です。
短時間での交通解放が可能です。
RC床版の劣化状況に応じた補修が可能です。
近年、道路のRC床版は輪荷重の繰り返し載荷による疲労、塩害、中性化、凍害等による劣化が顕著化し、補修を繰り返している現状です。繰り返し補修の要因は、断面修復部の界面付着力の低下、補修材の収縮、既設床版との圧縮強度や弾性係数など特性の差によるものです。
PD工法(Perfect Deck Method)は、断面修復材に各種性能規定を設定することで、耐久性の向上、更には現場での補修範囲・時間的制約に対応した施工を可能にした、現場のニーズに答えた断面修復工法です。
PD工法は、PDプライマー(浸透性エポキシ樹脂系接着剤)、PDボンド(2液型エポキシ樹脂系打継ぎ用接着剤)、PDゴムラテ・(モルタル、ポット、スラブ)(超速硬ポリマーセメント系断面修復材)の補修ケースに応じた3種類の材料を選定することで、既設コンクリートと断面修復材を強固に一体化できる高耐久性の断面修復工法です。
PD工法の特徴
PDプライマーは、微細なひび割れ(0.2mm以下)に浸透し、コンクリート表面を強化します。(ウォータージェット斫り時は不要)
PDボンドは、早期接着強度発現性と高い付着強度を有し、コンクリートと断面修復材を強固に一体化します。
PDゴムラテ・(モルタル・ポット・スラブ)は、プレミックスタイプであるため、施工が容易で早期圧縮強度発現性に優れており、短時間の交通解放が可能です。
初期強度の発現性は、乾燥収縮が小さく、寸法安定性に優れ既設床版との一体化を図り、変形追従性、防水性、凍結融解抵抗性、遮塩性にも優れた耐久性を示します。
施工仕様
劣化に応じた3ケースの補修
施工手順
1. ハツリ処理
施工仕様に基づき床版上面の劣化部を除去します。
2. 清掃
ハツリ面に残ったガラ、塵等を除去します。
浮石や脆弱部があれば除去します。
また、浮き水がある場合も除去します。
3. PDプライマー塗布
 (ウォータージェットによる斫りには不要)
PDプライマーは、主剤と硬化剤に分かれており、
 使用時に混ぜ合わせます。
主剤と硬化剤の配合比は、2:1です。
 少量使用するときは必ずハカリで計量してください。
主剤と硬化剤は、電動撹拌機を用いて1分以上十分に
 撹拌してください。
混合すると徐々に硬化を始めます。
 可使時間(表参照)を確認のうえ、
 時間内に使用してください。
PDプライマーを施工面に塗布します。
 標準使用量は(0.5kg/㎡)です。
 塗り残しがないように注意してください。
※NEXCOの鉄筋防錆材としての規定を満足しています。
4. PDボンド塗布
PDボンドは、主剤と硬化剤に分かれており、
 使用時に混ぜ合わせます。
主剤と硬化剤の配合比は、3:1です。
 少量使用するときは必ずハカリで計量してください。
主剤と硬化剤は、電動撹拌機を用いて2分以上
 十分に撹拌してください。
混合すると徐々に硬化を始めます。
 可使時間と打継有効時間(表参照)を確認のうえ、
 時間内に使用してください。
PDボンドを施工面に塗布します。
 標準使用量は(プライマーとの併用で0.8kg/㎡、
 その他は1.2kg/㎡)です。
 塗り残しがないように注意してください。
 打設有効時間内に次工程に移ります。
※NEXCOの鉄筋防錆材としての規定を満足しています。
5. PDゴムラテ・(モルタル・ポット・スラブ)打設
PDゴムラテ・(モルタル、ポット、スラブ)は、
 パウダー・混和液・専用骨材に分かれており、
 使用時に混ぜ合わせます。
 ハツリ深さに合わせて使い分けます。
選定目安
練り混ぜは混和液を先に投入します。
 遅延剤の添加が必要な場合は、この混和液に添加してください。
  • ミキサを少しずつ回転させながらパウダーを投入します。
  • 練混ぜ時間の目安は、ハンドミキサーで90秒〜120秒、傾胴ミキサや左官ミキサで180秒〜240秒程度です。
  • PDゴムラテ・スラブでは、専用骨材を投入し、再度60秒〜90秒程度練混ぜてください。
  • 補修後は急激な乾燥を受けないよう、シート等を用いて養生を行ってください。
6. 完成